下り急行線の高架橋を700人が歩く レールウォーク
竹ノ塚駅付近鉄道高架化工事が進む中、5月8日に下り急行線完成イベント「レールウォーク」が行われた。近隣地域の人など区民約700人が参加した。
“希望の線路(みち)を歩こう”と集まった参加者たちは、ヘルメットを被り竹ノ塚駅西口前に設けられた仮設階段を上り高架橋の上へ。線路横に設置された歩道約80メートルを歩いた。時折線路を指差したり、両側にある防音壁越しに周りの風景を楽しんだ。
この日は、11年前に竹ノ塚駅南側の大踏切で起きた事故で母親が犠牲になった加山圭子さん(61)が夫と娘とともに参加した。「今日は母の日なので、母を思い出しながら歩きました。今後も工事や踏切での事故がないように願いたい」と思いを語った。また、栗原4丁目から参加した家族は「近くなので興味があって来た。思ったより短い距離だったが、楽しかった」と感想を話した。
(写真上・中)レールウォークを楽しむ参加者
(写真下)記念撮影する人たち