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(2007年4月13日配信)

千住空襲戦跡展、15日まで
空襲直後の千住の様子を収めた写真。パノラマ風に展示されている。 東京大空襲から1か月後に大規模な空襲を受けた千住の歴史を伝えようと、シアター1010で「千住空襲戦跡展」が13日から始まった。
 千住が空襲にあったのは、ちょうど62年前の4月13日。この展示は、罹災した千住の街並みを撮影したアルバムが発見されたことを機に、NPO法人・千住文化普及会(櫟原文夫代表)が企画した。
 空襲直後の様子を記録していたのは、若田薬局の先代当主・若田正治さん(故人)。
 撮影された貴重な写真はパノラマ風につなげて展示されており=写真左上=、若田薬局と隣家の川魚問屋「鮒与」の蔵が残る以外は、ほぼ一面焼け野原となっている状況がよくわかる。
 会場では、同会の調査により千住神社の入口付近に発見された防空壕の模型が展示されているほか、千住の民家や樹木などに残る戦災の爪あとをパネルで紹介している。戦災にあった千住の住民の記憶をもとに作成された「空襲罹災地図」
 戦災にあった千住仲町・千住河原町の住民の記憶をもとに作成された「空襲罹災地図」=写真左=では、地図上に焼失区域と強制疎開地が色分けされるなど、当時の状況や避難経路が記されており、来場者が興味深そうに見入っていた。
 祖父母の代から千住に住むという20代の学生は「千住が戦災にあっていたとは知らなかった。現在の発展を考えると、焼け野原になっていた状況が信じられない」と驚いていた。
 展示のきっかけとなった若田さんのアルバムには、罹災から10年後の様子も記録されている。その写真には、更地に近かった千住が見事に復興し、民家の立ち並ぶ風景が収められている。
 同会の理事・添田善雄さんは「たった10年でこれだけの復興をとげた千住に、大きな地域力を感じます。平和な暮らしへの願いをこめて戦争と復興の記憶を語り継ぎ、戦災者と次世代との架け橋になれれば」と話した。
 展示は15日まで。時間は10時〜19時(最終日17時まで)。会場はシアター1010・ギャラリー(北千住マルイ11階)。

 

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