足立区生物園では、人間と最もかかわり深い動物として犬をテーマにした特別展「犬 人と出会う」を11月30日まで開催中だ。期間中、社会のなかで働く犬の紹介などを兼ねてデモンストレーションも行っている。12日には、NPOアニマルセラピー協会が3匹のセラピー犬を連れて、「アニマルセラピー」の仕事を紹介した。
セラピー犬とは、ふれあいや交流を通じて、ケガや病気、精神的なダメージを受けた人へやすらぎを与え、心と体を癒す働きをするように訓練を受けている犬のこと。同協会はスライドを使い、アニマルセラピーの役割や日ごろの活動などを詳しく解説した。またセラピー犬として訓練を受けたシーズーやミックス犬を紹介。「かわいい」「おとなしい」と言いながら、子どもたちは毛をくしでといたり、なでたりしながらコミュニケーションをとった。
人間の暮らしをサポートする身体障がい者補助犬は、人の目となる盲導犬、耳となる聴導犬、手足となる介助犬の大きく分けて3種類。セラピー犬は現在、法で制定される補助犬には属さないが、同協会は「心理的・精神的な作用により人の生活の質を向上させる点においては補助犬と同様な働きができる」と説明した。具体的には、自閉症児らへの動物介在療育や、認知症患者へのリハビリ補助など医療方面での活躍が期待されている。
この特別展は、最も身近な動物である犬をさまざまな視点からとらえることで動物と人間のかかわり方について考えてもらうことがねらい。においをかぎわけるなど犬の能力ゲームなどチャレンジコーナーや、盲導犬、聴導犬の仕事を紹介するビデオ上映、パネル展示が行われている。今後のデモンストレーションは、23日(14時〜15時)はフーレップ動物病院による「人と犬、獣医さんの視点から」、27日には(財)日本盲導犬協会による「盲導犬のやくめ」が予定されている。問い合わせは足立区生物園(TEL:3884−5577)まで。 |
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