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(2005年7月19日配信)

文化センター開設20周年記念講演にペギー葉山氏
ペギー葉山さん 15日、歌手のペギー葉山氏が北千住駅前のシアター1010で、夫の俳優根上淳さんの自宅介護について講演した=写真。よみうり日本テレビ文化センター北千住開設20周年記念イベントの一環で行われた。同氏は、読売新聞に8回にわたって「ケアノート」と題して介護日誌を掲載し、好評を博した。
 7年前に脳梗塞で倒れた根上淳さんの自宅介護について、約90人の聴衆を前にさわやかにときに熱く語った。「介護をしている人の励みになってほしい。誰だって年をとって、いつ介護が必要になるかもしれない。その時のために心の準備をしてもらいたい」と多くの読者の反響をよんだコラム連載のきっかけを話した。
 根上さんが病に倒れたのは、両親を看取った後、これから2人で穏やかな老後を送ろうと考えていた矢先だった。糖尿病からくる脳梗塞だった。当時を振り返ると、思いあたる節が多々ある。血糖値が240を超えていた。大好きだったゴルフに出かけなくなった。自動車の運転をしなくなったなど。「もう少し気をつけてあげていれば・・・」と語った。また、「診断する医師には糖尿病の恐ろしさを実感できるようなフィルムを作って脅かしてほしい。自己管理ができない患者には対処方法をかえて指導してほしい」とも。
 倒れた後は後遺症で歩行が困難になり、歩くためのリハビリが続いた。この間、ペギーさんは持ち前の明るさで夫にエネルギーをあげなくてはと一緒に頑張った。自宅にいることが一番好きな根上さんのために、医師に勧められた施設入所を断り、自宅介護にこだわった。その後続く食事制限、人工透析、認知症などの一つひとつの症状を乗り越え、今ではその不自由な生活も楽しんでいる。
 「一番大切なのは介護する人の気分転換。自分の体と心のケアを十分に行ってほしい。私は歌を歌うことで救われている」と話し、参加者たちは大きくうなずいていた。
 最後に「普段ありがとうを言ったことがなかった夫がある時、『君、あったかいね』と言ってくれました。これが感謝の気持ちなんだとわかった時とても嬉しかったです。これからも彼を介護しながら、歌っていけると思いました」
と語った。

 

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