
聴衆を魅了するこまどり姉妹
花束贈呈「感動しました!」
|
1月28日、花畑4丁目にある特別養護老人ホーム「足立新生苑」で、往年の大スターこまどり姉妹による公演が開催された。会場は近隣の人々も来場し、ぎっしりと埋まった。同ステージで音響を長年担当している八城幸吉さんは「こまどりさんは絶大の人気があります。今日は大勢の前で歌うので、はりきっていました」と新生苑開所以来の300人以上の観客の多さに驚いていた。
公演では、大ヒット曲「浅草姉妹」「ソーラン渡り鳥」など8曲を披露。歌の合間にデビュー前後のエピソードを交えながらステージを進行していくうちに、客席の心をつかんでいた。昭和26年2月、北海道・釧路から上京して以来、浅草で毎日休まず流しをしていた時の苦労話は感動的で、そっと目頭を抑えているお年寄りもいた。また、素顔の時本人だとわかってもらえない等、大きな笑いを誘う楽しいエピソードは会場の雰囲気をなごやかなものにしていた。
入所者たちとは同世代を生き抜いてきたこまどり姉妹だからこそ共感が生まれていたようだ。
ステージが終わった後、こまどり姉妹は「長年、歌ってこられたのは使命感のようなものです。皆さんが待っていると思うだけでがんばれます。ハンセン病患者の施設に行った時、握手をしたところ、涙を流して喜んでもらいました。こちらの方が感激しました。これからもずっと慰問は続けていきたいです」と話した。
同公演は、テレビ朝日福祉文化事業団が年5〜6回行っている福祉活動で、新生苑でのこまどり姉妹公演は初めて。 |