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『ひまわりのおか』朗読会満場に〜大川小校長の特別講演も (2013/02/15)



 
 東日本大震災の津波でわが子を亡くした石巻市立大川小の保護者の想いをまとめた絵本『ひまわりのおか』の朗読会が2月10日、学びピア21講堂で2回公演された。

 各回共に満席で、来場者は、よく構成されたプログラムを通して、「被災地への想いを忘れまい!」の気持ちを新たにした。岡野綾さんの感情を抑えた朗読は、聴衆に自らの内なる感情を引き出させた。

 大川小学校に昨年4月に着任した千葉照彦校長による特別講演は、命と向き合う体験から得た防災への教訓と、飯野川第一小を借りて授業をする全校児童21人の現在の様子にもふれた。言葉を選び逡巡しながら話す千葉校長の講演に、聴衆はじっと耳を傾け、失われた幼い命の冥福を祈り、命の尊さを改めて感じていた。

 一方、大川小の供養塔に置かれていた作者不明の詩『君へ』を作曲した堀江真美さんが美しい歌声で披露した。最後は、出演者と会場が一緒になり手話を交えて『君へ』を歌った。

 終演後、来場者の男性(50、千代田区)は「何かできることはないかと思ってきましたが2年目の今日、やっと関わることができました。会社の同僚たちもボランティアで参加しています」と感動の様子だった。

 主催したNPO法人「地域の芽生え21」の桑原有広さん、大川小の母親たちに刺しゅうを教える星野真弓さんは「このイベントをすることで、お母さんたちの『忘れようとしている心』を引き戻してしまうのではないかとも案じましたが、会場の皆様と被災地を忘れないという想いを共有することができ、ありがとうございました」とお礼をのべた。

(写真上)『ひまわりのおか』を朗読する岡野さん
(写真中)千葉校長の講演
(写真下)堀江さんが歌う『君へ』
 

写真をクリックすると拡大します。

 

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